江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化の第三部。奇しき水晶の玉によって結ばれた犬塚信乃、犬飼現八、犬田小文吾、犬川荘介の四剣士が化猫を退治するまでを描く。波乱に富んだ様々の事件を勇敢に切り抜けてゆく中、忠の玉を持つ忍術使い犬山道節、父を怪猫の化身とも知らず孝を尽くす礼の玉を持つ角太郎・犬村大角との出会いがある。同士を求めて、一人また一人、ストーリーはいよいよ風雲急を告げる石浜城へと進行していく。娯楽大作時代劇。